メモ帳

やったことや思いついたことをメモする帳。技術系メイン

夢 ≠ やりたいこと

「趣味は仕事にするな」ってよく言われるけど、あながち間違っていないんじゃないかと最近思うようになってきた。

自分のやりたいことを一日中できるって考えればすごくよさそうなんだけど、実際やりたいことなんて沢山あるので。

その沢山あるやりたいことの中から、日中・平日に仕事でやったことと同じものをわざわざ選ぶのかという疑問が出てくる。

実際、たとえやりたいことであっても、今学校でやってることを家帰ってからまたやるとなったとき、あんまりやりたいとは思えなくてダラダラしてしまう。

そのせいでなんか微妙な土日を過ごしてしまった気分になる。もったいない。

 

子どもに将来の夢はなに?と聞くと、職業のことばっかり答えて自分のやりたいことを考えていない、という記事をどこかで見たことがある。

しかし実際、将来の夢として描くようなものは大体職業に直結しているんじゃないだろうか。

趣味と仕事では仕事の方に時間的ウェイトが大きくなるのは普通だし、夢っていうぐらいだから人生の大部分を注ぐようなものを考えるだろうし。

夢の規模や質にもよるけど、夢は大きく持て!みたいなこと言っといてそんな言いぐさはないよなと思う。

 

夢は「成し遂げたいこと」であり、未来志向がある。

その場限りで終わるものではなく、継続的な努力や思考が必要になる。

やりたいことは「やりたいこと」であり、即物的である。

その場限りで終わってもいい。終わらない場合は、夢としての性質を持ち始める。

夢がもたらす「継続的な努力や思考」というものは、基本的にしんどいものだ。

しんどいのになぜやるのかというと、「しんどさ < 成し遂げたさ」だからである。

このパラメータが実測できれば楽なんだけど、そうはいかないから現実は難しい……。

 

「夢」とは、「やりたいこと」の中でも、とりわけ苦汁を飲んででも頑張る価値があると認められたもののことなのかもしれない。

受動的な夢はただの妄想なので認めない。